2011/08/12

衛生管理の盲点 ~普段目の届きにくい場所が汚染源になる場合もあります

 食品工場などの製造現場では日々、装置や器具などの洗浄を実施していますが、時間の経過に伴い、環境から食品への微生物汚染が起こる可能性があります。これは、装置や器具を使い続けたことにより、汚れが蓄積してバイオフィルムを形成、そのため普段の洗浄では微生物を除去しきれなくなってしまいます。
 なかでも盲点になりやすい事例を紹介します。「盲点」と言っても、実は汚染源は見えている箇所のすぐ近くにあるもので、遠く離れた所から汚染されることはあまり起きないと言われます。何故かというと、何度もこのブログで書いた通り、汚れは人の手によって運ばれることが大きな理由です。
 一つ目は、『爪ブラシ』。
 爪ブラシのすすぎ不足は雑菌を繁殖させる可能性があります。まず大切なのは、使用後は流水ですすいで所定の位置に戻すことです。そして定期的な殺菌です。
 次ぎに『ジェットタオル』
 エアーの吹き出し口やドレンにヌメリがあると、既に雑菌の温床になっています。上からだけでなく、下からもチェックする必要があります。できれば、1日1回が、ブラシやスポンジで汚れを拭き取り、殺菌してから乾燥させておけば清潔に保てます。
 『スポンジやブラシ』
 スポンジやブラシの拭き取り検査を行うと、既におびただしい数の菌が付着していることがあります。これも1日1回、使用後は殺菌して乾燥させる必要があります。
 『ボトルの底とその置き場所』
 アルコールスプレーなどが入っているボトルの下や、その置き場所にヌルツキがよくあります。このような場所の日常的に洗浄を実施します。
 『床面』
 床面については、汚染区や準清潔区などから、清潔区へと汚染を拡散させないことがポイントです。汚染区や準汚染区は1日1回の洗浄、殺菌、そして乾燥(拭き上げ)が大切です。

 上記以外にも盲点となっている場所はありますが、ここで取り上げた場所はどれも日常の作業で汚れが蓄積されて行く場所であり、日常的な衛生管理が必要とされます。
 その衛生管理における「殺菌」にはオゾン水を使った殺菌、そして夜間工場内をオゾンガスで燻蒸することによる殺菌、いずれも効果的で、手軽に作業可能です。。